これは果たしてゲームなのか?スイッチ版『STEINS;GATE ELITE』レビュー

『STEINS;GATE ELITE』とは

読みは「シュタインズ・ゲート エリート

 秋葉原に拠点を置く3人の小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」
 主人公である岡部倫太郎は厨二病の大学生であり、自分が天才だと信じており、研究所のメンバーと共に、日々ヘンテコな発明を繰り返していた。
 ある日、岡部は研究所のメンバーと向かった講義会場で、17歳の天才少女、牧瀬紅莉栖と出会う。
 ところが、講義終了後に、血溜まりの中に倒れている紅莉栖を目撃する。
 岡部は、そのことを研究所メンバーに携帯メールで報告する。その直後、眩暈に襲われた岡部が我に返ると、講義会場があるビルには人工衛星らしきものが墜落しており、周辺は警察によって封鎖されていた。
 先ほど送信したはずのメールは、なぜか1週間前の日付で受信されており、周囲が話すここ最近の出来事と岡部の記憶の間には、齟齬が起こっていた。
 このように、2010年の現代日本の秋葉原が舞台となっており、内容はかなり難解であり、子供には少し難しいかもしれない。ストーリーにはかなり多くの伏線がめぐらされており、エンディングに向けて一気に回収する内容となっている。
 また本ゲームを元にアニメ化、映画化されていることから人気のあるゲームであることが伺える。

どんなゲーム?

 ADV(アドベンチャーゲーム)と呼ばれるタイプで、物語の要所要所で選択肢が出てきて、それらの選択によって、その後の物語が大きく変わるタイプのゲームだ。
 しかし分岐自体は多くなく、マルチエンディングだが6パターン程で、全部のエンディングを見るのにさほど苦労はしない。

ゲームをプレイしてみて

 一言で形容するなら、『切ない……』だった。
このゲームを知ったきっかけは、某掲示板でADVの神ゲーとして紹介されていたからだ。
 実際にプレイしてみて、確かに面白かったし神ゲーと呼んでもいいと思う。でも途中で切なくなって、進めるのに躊躇した(笑)いい歳したおじさんが何言ってんだって感じだろうが。

 しかもサウンドノベルゲームなので、基本的にひたすら読んでいくだけである。
 当初はこれがゲームか?と 思ったりもした。キャラを動かしたり、何か謎解きをしたりと言った要素は全くないからだ。
 しかしプレイを進めていくうちにこういうゲームもありだなっと思った。今流行りのFPSゲームは3D酔いするし、対戦物よりは黙々と一人でするゲームが好きな筆者には合っていた。
 今までADVに触れてこなかったゲーマーに一度このゲームをプレイしてみることをお勧めしたい。新しい世界が開けるかもしれない。

 またスイッチ版ではSTEINS;GATE ELITEに続いて、派生作品、続編が3本収録された、STEINS;GATE ダイバージェンシズ アソートも発売されているので、エリートをプレイしてみて気に入った方は、そちらもプレイしてみて欲しい。

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